本文へ移動

2013年バックナンバー

高濃度汚染水

東京電力は、東京電力福島第1原発で、タンクから高濃度汚染水が漏れた問題で、東京電力は平成25年8月31日、敷地内にある同じ型のタンク2基の底部の外側から最大で毎時1800ミリシーベルトの高い放射線量を検出したと発表しました。

 「保管タンクの汚染放射能漏れ」をご覧下さい。

 平成25年8月22日の測定時は最大毎時100ミリシーベルトでした。

 周辺に水たまりは確認できず、タンク内の水位低下もみられないそうです。
 タンクを構成する鋼板の接合部からしみ出ている可能性があるとりことです。

 毎時100ミリシーベルトで、1時間いれば、がんが発生するリスクが明らかに上昇する値で、4.16日で致死量ですから、毎時1800ミリシーベルトということは3.3いれば、がんが発生するリスクが明らかに上昇する値で、5.5時間で0.23日致死量です。

 また、毎時1800ミリシーベルトということは、原子力発電作業員の年間被ばく上限に1分あまりで達する線量です。
 1分いたら、1年働けないということですね。

 基本的に、放射性物質が海水に出ていなければ、遠方に居住している者に影響は少ないということは間違いありません。

 しかし、1分いるだけで、原子力発電作業員の年間被ばく上限に1分あまりで達する線量ということになると、いくら原子力発電作業員がいても足りません。

 現在のチェックすら不十分なのに、さらに、チェックがおろそかになるということは怖いですね。

TOPへ戻る