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2013年バックナンバー

安倍首相のプレゼンテーション

2020年の夏のオリンピック・パラリンピックの開催地が正式に「東京」に決まりました。

 安倍首相が、リオデジャネイロでプレゼンテーションをしました。
 
 放射性物質による汚染水の問題に関する部分です。
 「状況はコントロール下にある」
 これは本当ではないと思います。
 汚染水が「コントロールされている」と思っている人はいないでしょう。
 どこから、どういうメカニズムで汚染水が漏出しているのか、確かめようがないわけですから。

 「嘘も方便」ということわざがありますし、「嘘から出た真」ということわざもあります。「自己実現的予言」ということもあります。
 また「国際公約」になりましたから、誠実に努力されると思います。


 「汚染水は福島第一原発の0.3平方キロメートルの港湾内に完全にブロックされている」
 これも本当ではないと思います。
 「汚染水漏出止まらず」をご覧下さい。

 東京電力は、平成25年8月23日、外洋につながる同原発の港湾入り口付近で、海水の放射性物質の濃度が上昇したことを認めました。
 いままでは「曲がりなりにも」、堰(0.3平方キロメートルの港湾内)がある海中への流出でしたが、直接太平洋に流出したというのは初めてです。

 これも「国際公約」になりましたから、誠実に努力されると思います。
 少なくとも、実現は、現在の政府がなすべきものであり、政府の最高責任者が「やる」といった限りはなされるでしょう。
 衆参両院とも与党が圧倒的に多数です。


 一国のリーダーは、国益を守る責務があります。
 ここで、首相が自信がないような発言をすることはできません。
 自信がないような発言をするくらいなら、プレゼンテーションをしては行けません。


 私自身は、安倍首相のプレゼンテーションは正解だと思います。
 ただ、それを実現していくことが大切です。

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