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2013年バックナンバー

IOC委員長

 IOC委員長に、ドイツのトーマス・バッハ(Thomas Bach)氏が選出されました。
シンガポールのウン副会長が一時は有力視されていましたが、新理事長もアジア、オリンピック開催もアジアでは都合は悪いでしょうね。

 IOC委員長は、ギリシャ、フランス(クーベルタン)、ベルギー、スエーデン、アメリカ、アイルランド、ベルギー(前・ロゲ会長)、ドイツと持回りです。
 IOC欧州中心ですから、会長もアジアの候補が勝つことは難しいです。
 15名の理事会ですら、ウン副会長と台湾の理事が1人いるだけです。

 ヨーロッパのオリンピック委員は47名いるのですが(スペイン選出1名を引いて46名)、マドリードは26票でした。

 マドリードは、ヨーロッパ、中南米のスペイン語圏の国の委員を入れると相当「基礎票」がありそうですが、やはり、25%の失業率(若年者に限れば56%ですから、とんでもない数字です)で、EUやユーロの「お荷物」ですから、援助する側のドイツ・オランダなどのからしたら、金のかかるオリンピックなどとんでもないということになりそうです。

 また、パリやローマは2024年をねらっていますから、2020年が同じヨーロッパ開催は反対でしょう。

 さらに、新理事長もヨーロッパ、オリンピック開催もヨーロッパでは都合は悪いでしょう

 イスタンブールは、反政府デモ、ドーピング、隣国シリアの不安定さがありました。
 あと、あまり日本にいてはわかりませんが、トルコには、クルド人問題があります。
 クルド人は現在トルコ、イラン、イラク、シリア、アルメニアなどの隣接する国境の山岳地帯に分布し生活している少数民族でクルド語を話す固有民族ですが、国を持たず、独立運動をして、それぞれの国から弾圧を受けています。
 私が留学した30年前ころのドイツ(ドイツには、トルコ人の外国人労働者が多くいます)は、クルド労働者党(PKK)の活動が、結構ニュースになっていました。
 トルコの治安がよくないことは間違いありません。


 これらの事情から、東京は、有利であったことは間違いないと思います。
 汚染水ですが、世界屈指のハイテク国日本の首相が責任を持って処理するというのだから大丈夫だうろということでしょう。
 もともと、どういう問題なのか知っているはずもありませんし、7年後です。


 話はかわってIOC新委員長トーマス・バッハ(Thomas Bach)氏の、バッハ(Bach)は、作曲家のヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach)と同じ姓です。
 Bachは「小川」のことで、日本なら「小川さん」ということになります。

 平成25年9月のドイツの連邦議会選挙のSPDの連邦首相候補はPeer Steinbreuck氏ですが、Steinは「石」、Brueckは「橋」ですから、「石橋さん」となります。

 もっとも、ドイツの姓は、日本のように、意味のある言葉を組み合わせてできた名前は少数です。

 ドイツ風の名前を持つユダヤ人に「意味のある言葉を組み合わせてできた名前」が多いといわれていますが、有名なところでは「Karl Marx」「Albert Einstein」「Heinrich Heine」「Eduard Bernstein」などのうち、「Albert Einstein」「Eduard Bernstein」くらいでしょうか。

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