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2013年バックナンバー

本州四国連絡橋

本州と四国の間には、無駄に多くの橋が架かっています。

 「本州四国連絡高速道路」(本四高速)は約1兆4000億円の債務を抱えています。

 会計検査院が「本州四国連絡高速道路」について、国土交通省と四国4県などの10自治体が今年度で出資を打ち切ることを想定して試算したところ、債務完済予定の2050年度の債務残高が、最大で2兆4500億円に膨らむ恐れがあるとの計算になったそうです。

 「本州四国連絡高速道路」は毎年、国土交通省や地元10自治体から出資を受け、債務返済や通行料の引下げなどに充ててきました。
 しかし10自治体は財政難を理由に、平成26年度以降の出資に難色を示しており、国土交通省も、平成26年度の概算要求で出資金の計上を見送っています。

 出資金の穴埋め分を通行料金に転嫁した場合には、現行の約1.88倍の料金が必要になる計算だそうです。

 「瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋) 通行料金表」


 値上げするか、破綻処理をするかでしょう。
 「本州四国連絡高速道路」は、NEXCO西日本との合併を希望しているようですが、合併などされてはたまったものではありません。


 「夢の架け橋」と言われました。あくまで、四国の人たちにとっての「夢」です。
 高度経済成長時代も去っていました。
 甘い需要予測のもと(明らかに、わざと甘い需要予測をたて)、国は瀬戸内海に3本の橋を架けました。
 四国は、4県の人口をあわせても、大阪府の人口の半分くらいにしかなりません。
四国は、さらに過疎化が進むでしょう。
 もともと、トンネル1本の北海道や、橋1本とトンネル1本だけの九州よりも人口は少ないと全く逆転しています。


 徳島県の三木武夫総理、香川県の大平正芳総理、広島県の宮沢喜一総理、淡路島の原健三郎衆院議長など、いわゆる「大物議員」が多いですね。

 都市部では、人の移動も多いなど、選挙に連続して当選することは難しいです。
 勢い、地方選出の議員は、当選を繰返し、いわゆる「大物議員」になっていきます。

 現行の約1.88倍の料金に値上げするか、四国4県などの10自治体がつけを清算すべきでしょう。
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