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2013年バックナンバー

国会議員の定数

ドイツの連邦議会の選挙が終わりました。

 CDIU/CSUの圧勝で、630議席のうち、キリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)が311議席、社会民主党(SPD)が192議席、左翼党(Linke)が64議席、緑の党が63議席でした。

 メルケル連邦首相が率いるCDU/CSUが、絶対過半数(616議席)を占められれば、単独で組閣できますが、足りませんから、どこかの党と連立しなければなりません。
 結構連立すると、妥協を強いられます。
 ポストでは、副首相兼外相・副首相兼財相、あと閣僚ポストを複数持って行かれます。
 政策面での妥協もしなければなりません。

 あと1か月程度は、連立交渉にかかるのかも知れません。


 なお、極端な話をすれば、社会民主党(SPD)、左翼党(Linke)、緑の党が連立を組むことで政権をとれます。
 しかし、左翼党(Linke)は、旧東ドイツの共産党系の政党で、左翼党(Linke)は、政権に入りたがっていますが、他の政党は「Nein」です。


 なお、ドイツの人口は8172万人、日本は1億2781万人です。
 ドイツは日本の0.7246倍、日本はドイツの1.3800倍です。

 ドイツの連邦議会は630議席(法定定数598議席+超過議席)です。
 地名もに、ドイツの連邦参議院は、各州政府の州首相・閣僚など代表者によって構成されますから、別途カウントする必要はありません。


 日本の場合、衆議院は480人、参議院は242人の合計722人です。
 ドイツの人口と比べて、決して多くなく、むしろ少ないくらいです。
 他の先進各国に比べても、日本の国会議員は少ないです。

 なお、議員内閣制をとる日本やドイツは、首相は議員、大臣などもほとんど議員で、与党議員は、立法にまで手が回らないという事情がありますから、議員内閣制をとる国同士でなければ、議員が多すぎる少なすぎるという議論をしても意味がありません。
 先進国の「議員/人口」をみると、日本より少ないのはアメリカのみ、ただ、アメリカは大統領制ですから、議員は行政官としての仕事をする必要はありません。
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