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2013年バックナンバー

日本人とクレジットカード

日本人旅行者は、外国で、スリや置引きの絶好のターゲットです。
 もちろん、日本の安全ボケにもよりますが、日本人が、多額の「現金」を持っていることが一因といわれています。

 ヨーロッパに限らず、外国旅行していると、クレジットカード払いが主流で、現金は、少額の決済ということがわかります。

 日本では、クレジットカードの普及率自体は低くないのですが、利用率が低いのですね。

 なぜ、日本のクレジットカード利用率が低いのでしょう。

 日本は治安が良いので大金を所持していても盗まれないことが一因です。
 大金を持ち歩いていると襲われかねない国で大金を持ち歩く人はいません。

 日本のお札の偽造がしにくいということも一因です。
 ユーロ各国では、高額のユーロ紙幣(といっても50ユーロ=6500円紙幣から)は、偽札かどうかの機械にかざされます。100ユーロ札など受領を断られることさえあります。

 大金が持歩けず、偽札のおそれがあり高額紙幣が流通しにくいということになれば、当然、クレジットカードの出番となりますね。

 また「クレジット」=「借金」=「悪いこと」という、素朴な感情もあります。
 クレジットカードを使わなければ、引落とし日に「予想外」の出費ということもありません。
 これは、健全な考えかも知れません。


 なお、日本の場合、加盟店が、カード発行業者に支払う手数料は、諸外国に比べ高いといわれています。
 加盟店からしてみれば、カード発行会社に高い手数料を支払い、現実の入金が遅れるということですが、高額商品の販売増につながりますし、特に、飲食店の場合は、懐具合を気にせず飲食してもらえるというメリットがあるでしょう。
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