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2013年バックナンバー

クライマックスシリーズ

プロ野球のレギュラーシーズンも終盤です。

 何年か前までは、セ・リーグの優勝チーム巨人と、パ・リーグの優勝チーム楽天とが、日本シリーズでの日本一を目指して一騎打ちということでしたね。

 セ・リーグの優勝チームが巨人というのは、ある意味当然ですね。中日監督ではありませんが、最初から戦力が他を圧倒しています。
 パ・リーグの優勝チームが楽天というのもいいですね。苦節9年、東北の復興支援にもなるでしょう。


 いつころからか、クライマックスシリーズが始まりました。

 1つ目の目的は、消化試合をなくすことです。
 どこかが優勝してしまうと、それ以降は、すべて消化試合になります。

 2つ目の目的は、興行収入です。
 確かに、日本シリーズ7試合(最短4試合)より、2位チームと3位チーム、その勝者と優勝チームの興業収入は大きいでしょう。

 もっとも、リーグ優勝チームが、2位チーム、3位チームに負けしまったのでは、何のためのレギュラーシーズンかということになりかねません。


 セ・リーグは、優勝の巨人、2位阪神、3位広島が初のクライマックスシリーズ進出を決めています。
 パ・リーグは、優勝の楽天、2位ロッテ、3位西武です。

 パ・リーグは問題ありませんが、セ・リーグ3位の広島が問題です。

 負け越していますね。

 大相撲で、7勝8敗の力士が、天皇賜杯を手にするチャンスを得るようなものです。

 平成21年のセ・リーグでは、ヤクルトが勝率5割未満(勝率0.497でクライマックスシリーズに出場していますが、そのときは、ファースト・ステージ(1勝2敗)で敗れています。

 阪神・広島のファーストステージで、阪神が負けてしまうかも知れません。
 3試合ですから、天敵のM投手が投げる試合を落とせば、残り2試合を、2連勝か、1勝1分しなければなりません。

 いずれにせよ、阪神あるいは広島が、東京ドームで、6試合のうち4勝というのは、戦力的に「考えられない」といえば考えられません。もっとも、短期決戦です。

 巨人・楽天戦で、楽天が日本一になるのが、阪神が日本一になるのに次いで、よいシナリオですが・・

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