2013年バックナンバー
OECDの国際成人力調査
経済協力開発機構(OECD)は、平成25年9月8日に「国際成人力調査」公表したを公表しました。
ただ、「ゆとり教育」のためなのか、年少者の読解力、数的思考力は、劣ってきているようです。
底上げが必要かも知れません。
「OECD 国際成人力調査」をご覧下さい。
16歳から65歳の成人を対象として、社会生活において成人に求められる能力のうち、読解力、数的思考力、ITを活用した問題解決能力の3分野のスキルの習熟度を測定するとともに、スキルと年齢、学歴、所得等との関連を調査し、24か国・地域において、約15万7000人を対象に実施したそうです。
今回が初めての実施です。
今まで聞いたことがありませんね。
日本がトップ、2位は、フィンランドです。
平成25年9月8日夕刻の、ドイツの公共放送ZDFでも放送していました。
ドイツは、真ん中より少し下ですね。
日本では高校や大学を卒業していなくても、社会適応能力が高く、各国の高卒者と同等以上であることが特徴です。
中学を卒業し、高校や大学に進学をしていない層が、OECD平均の高卒者と同程度で、アメリカ、ドイツの高卒者を上回っています。
また、読解力の上位5%と下位5%の得点差が、日本は129点差と参加国中最小だったことも分かり、成績上位者と下位者の得点差が小さいということです。
確かに、日本では、知識階級と、知識階級でない人の差が少ないですね。
読んでいる新聞が一緒だったりします。
ドイツでは、知識階級と、知識階級でない人の読む新聞・雑誌が、はっきり違うことがあります。
ドイツでは、読んでいる新聞・雑誌で、ある程度、知識階級か知識階級でない人がわかるのですが、日本では、そんなことはありません。
ただ、「ゆとり教育」のためなのか、年少者の読解力、数的思考力は、劣ってきているようです。
底上げが必要かも知れません。