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2013年バックナンバー

JR参宮線

平成25年11月2日に、伊勢神宮に参拝してきました。
 第45回全日本大学駅伝対校選手権大会(ゴールが伊勢神宮の内宮前)と重なったこともあって、ホテルの予約が大変でした。

 1週間ほど前に唯一空室のあったホテルの最寄り駅が、JR五十鈴ヶ丘駅という駅でした。

 JR伊勢市から、1駅なのですが、JR参宮線という「びっくりするような路線」でした。
 単線、ディーゼル、1時間に1本、終電は22時台です。

 「参宮線」とあるように、伊勢神宮への参詣路線として建設された路線です。
 もっとも、近鉄(鳥羽線)開通とともに、近鉄との競争に敗れ惨憺たる路線になりました。

 平成20度の営業係数として推定した値は、全国のJR線中でワースト2の422.1(100円の収入を得るために422.1円の費用がかかる)とされています。
 ちなみに、ワーストは、三重県内の名松線で、534.4(100円の収入を得るために534.4円の費用がかかる)だそうです。

 単線ですから、ホームに「上り」「下り」の両方向の電車が来ます。

 それだけなら、富田林簡易裁判所の最寄り駅である近鉄南大阪線富田林西口駅も同じです。
 ただ、近鉄南大阪線富田林西口駅は、改札口があり、PitapaやICOCAが使えます。

 JR参宮線五十鈴ヶ丘は完全な無人駅で、改札口はありません。
 バスではなく、列車で「ワンマンカー」も珍しいのですが、整理券発行ボックスは見あたりません。
 「どのようにして改札口からでるのだろう」と思い、JR伊勢市の改札口に行ったところ、駅員さんが「どこから乗られましたか?」「五十鈴ヶ丘です」「140円です」とのことでした。
 完全な、自己申告ですね。


 JR東海は、新幹線で相当儲かっているのでしょう。
 そうでなければ、とっくに廃線ですね。

 ちなみに、JR五十鈴ヶ丘駅最寄りのビジネスホテルもすごかったです。
 テレビの画像が「少し変だな」と思ったのですが、ハイビジョンではないのですね。
 テレビの上にのった箱型の機器で、ハイビジョンを通常画面に返還して放送していました。

 なお、チャンネルは、名古屋と同じで、大体想像がつきます。
 ただ「なんで、とっくに終わった中日なんかののオフ情報を流しているのだろう?」と思ったのですが、よく考えてみれば、自宅のテレビでは、とっくに終わった阪神のオフ情報を流しています。
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