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2013年バックナンバー

河内長野市の横領犯

大阪府河内長野市元職員(主査)の宮本昌浩容疑者(43)が生活保護費を着服したとして逮捕された事件がありました。

 宮本昌浩容疑者は、2億6600万円の横領をしたとされています。

 宮本昌浩容疑者は、死亡したり転居したりして支給が廃止された人の名前を勝手に使って生活保護費の領収書を1300回にわたって偽造して、積み重なった金額が2億6600万円です。
 宮本昌浩容疑者は、取調べに対し「幼い頃、家庭が裕福ではなく、金に執着心を抱いた」「仕事で生活保護受給者に再度保護費を支給するミスをしてしまったが、取り消す手続きをしたところミスが発覚しなかったので、横領してもばれないと思った」と供述しているそうです。

 ところが、開けてびっくり、宮本昌浩容疑者の自宅から、8000万円を超える現金が見つかっており、1億円以上の預貯金、2億円を超える株式や投資信託などの金融商品も保有していて、総額4億円にのぼるそうです。

 通常は、横領された金などは、とっくの昔に使われていて、一部でも回収できれば丸儲けなのですが、全額回収できそうです。


 ところで、運用を上手にしていない限り、4億円-2億6600万円=1億3400万円程度の自己資金があったことになります。

 「幼い頃、家庭が裕福ではなく、金に執着心を抱いた」ということですから、親の遺産ということはなさそうですし、大阪府河内長野市主査ですから給料も多くないでしょう。
 また、43歳という年齢からして、働いたのは高卒として25年間、大卒として21年間という短期間です。

 家族がおらず、親にパラサイトしていても、1億3400万円はたまらないと思います。

 一体どういう計算なんでしょうか。

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