2013年バックナンバー
中国の経済成長率
中国の李克強首相は、中国は安定した労働市場を確保するため年7.2%の経済成長率を維持する必要があるとの見解を示しました。
中国の「工人日報」が平成25年11月4日付で、2週間前に開催された労働者会議での発言を掲載したものです。
中国の今年の成長率は7.5%と、23年ぶりの「低」水準となる見通しです。
海外からの需要が不安定で、輸出売上高が減少していることによります。
李克強首相は経済成長目標の7.5%という水準に変更はないと述べましたが、海外からの需要が不安定で、輸出売上高が減少していると説明し、「輸出が急激に減少すれば、雇用問題につながる可能性がある」との見方を示しました。
中国の統計は、あまり信用しないほうがいいとは、よく聞きます。
また、中国はバブル期で、いずれ「はじける」ということもよく聞きますね。
本当かどうかはわかりません。
ところで「年7.2%の経済成長率」というのは、中途半端な気がしませんか。。
なぜ、年7%でも年8%でもなく、年7.2%なんでしょう。
あくまでも、想像にすぎませんが、10年で2倍になるということではないでしょうか。
「72の法則」をご覧下さい。
「72の法則」という法則があります。
「72の法則」とは、お金をある一定の利回り(パーセント表示)で複利で運用する場合、元本が2倍になるにはおよそ何年かかるかを計算する公式です。
つまり「72」÷「複利運用利回り」=「元本が2倍になるのに必要な年数」となります。
「年7.2%の経済成長率」なら、「72」÷「0.072」を計算して、「元本が2倍になるのに必要な年数」は10年となります。
エクセル等で計算すると、厳密には、年7.2%の経済成長率なら、10年後に、2.0036となります。
なお、中国が、10年間、「年7.2%の経済成長率」続けるのは「無理」だと思います。