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2013年バックナンバー

ブリュージュ・雪と氷の彫刻フェスティバル

 この前、ドイツのZDF(NHK・BS1で、10分程度毎日放送しています。主音声にすれば日本訳も聞けます)で「ブルージュ・雪と氷の彫刻フェスティバル」が紹介されていました。

 ブリュージュは、日本人にも人気のある都市です。
 ベルギーにいくツアーなら、まず、ブリュッセルの観光はしますが、普通、ブリュージュも観光コースに入っています。

 第1次世界大戦、第2次世界大戦のとき被害を受けなかったので(逆にいえば「さびれていた都市」ということになります)、中世の町並みが残っています。

 クリスマスシーズンは、ドイツ系の各都市(ドイツ、オーストラリア、スイスのドイツ語地域、オランダ、ベルギーのオランダ語地域、フランスのストラースブルクなどのエルザス・ロートリンゲン地方)では、クリスマスマーケットが開催されています。

 同時期に、ブルージュで、雪と氷の彫刻フェスティバルが開催されています。

 そういえば、札幌の雪祭りでも、すすきの会場では、氷の彫刻がありますね。
 ただ、規模が違うようです。


話はかわって、サッカーの日本代表が、オランダとベルギーとの親善試合をしました。

 対オランダは、ゲンクという都市のスタジアムでした。

 オランダのマーストリヒトという都市からすぐ西にあります。オランダ人観客が多いのは当たり前といえば当たり前です。

 日本人の観客が多いことに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
 土地勘がないと分からないかも知れませんが、ゲンクは、ドイツのケルンやデュッセルドルフのほぼ真東、わずかの距離にあります。高速を走ればすぐです。
日本から、わざわざ行った観客もいたでしょう。
 ただ、ドイツのデュッセルドルフ、あるいは、フランクフルトには、在住の日本人(会社員と家族)が多くいます。オランダのアムステルダムやベルギーのブリュッセルにも在住の日本人が多いですね。
日本人の観客の多数は、現地在住の日本人と考えていいと思います。

 ちなみに、ベルギーは、フラマン地域(オランダ語地域)とワロン地域(フランス語地域)に別れいて、ゲンクはフラマン地域(オランダ語地域)に属しています。
 ちなみに、ブリュッセルは、地理的に、フラマン地域(オランダ語地域)にありますが、オランダ語とフランス語が両方はなされています。

 勤勉なフラマン地域(オランダ語地域)が稼いだお金から徴収された税金が、ワロン地域(フランス語地域)に使われていて、おもしろくないフラマン地域(オランダ語地域)の人たちによる分離独立運動が盛んです。

 EUもドイツやオランダという勤勉な北部の人たちのお金が、フランス、イタリア、スペイン、ギリシャなどで使われています。
ベルギーは、ヨーロッパの縮図のような国です。

 ちなみに、ブリュージュは勤勉なフラマン地域(オランダ語地域)に属します。
ただ、地理的な問題から、商業や興業には向いておらず(ですから、戦火を免れました)、産業としては、観光業の占める割合が圧倒的に大きいです。

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