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2013年バックナンバー

天候により左右される観光名所

海外旅行で、天候に左右される景勝地があります。

 例えば、スイスの山など、晴れていると晴れてのでは大きく違います。
 雨雲がおおきくかかっているときなど、マッターホルンも、ユングフラウも見ることができません。
 山の全景が見えないと意味がありませんね。

 日本からのツアーだと、日程に余裕がなく、出発前から全日程が決まっていますから、天気予報で雨とわかっていても、変更は不可能です。
 「こればっかりは運」と言ってみたところで「一生に一度」のスイス旅行が天候により大きく左右されるのは避けられません。

 天候によって、左右される景勝地といえば、イタリア・カプリ島の「青の洞窟」があります。
 海が荒れていると、「青の洞窟」に入れません。「よく見える」「よく見えない」の問題ではありません。
 下手をすると、カプリ島まで行けないことにもあります。
カプリ島に2日間チャレンジするというツアーがあるほどです。


 ニュージーランドの8日間のツアーといえば、南島のテカポ(クライストチャーチは、地震からの復旧はまだまだ先のようです)、マウントクック、クイーンズタウンに2泊、北島のロトルア、オークランド の6泊がスタンダードです。

 唯一、連泊するクイーンズタウンは、ミルフォードサウンドに1日旅行に出かけるために連泊します。
 ミルフォードサウンドは、フィヨルドの湾で、世界遺産に指定されるほどの絶景といわれています。1時間30分のクルーズのために、片道5時間バスに揺られます。途中にも、見所はあるのですが、やはり、クルーズが目的です。

 マウントクックとならんで、ニュージーランド観光のハイライトともいえるミルフォードサウンドですが、昨年から、中止となる日がでてきています。

 「Heavy rain forecast closes SH94 Milford Road」をご覧下さい。

 ミルフォードサウンドへの道路が、大雨の予報のときは、通行停止になります。
 もともと雨の多い地域なので、雨が降ることは「やむを得ない」という面がありましたが、ミルフォードサウンドのツアー自体がキャンセルになってしまうということが起きるようになりました。

 他国の外国人旅行者は、クイーンズタウンに3泊以上しますから、1日中止になったら、その翌日に「振替」で行けばいいということになります。
 しかし、日本からのツアーの場合、1日中止になったら、即「アウト」ということになり、ミルフォードサウンドに行かずに帰国ということになってしまいます。

 「青の洞窟」は「天候により中止になることがある」という注意書きが、ほぼ間違いなく記載されていますが、「ミルフォードサウンド」はまだのようです。

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