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2013年バックナンバー

富裕層

消費税をあげるだけでは、一般の納得を得にくいということから、富裕者・資産家の税金があがることになりました。

 所得税が上がるのは、課税対象となる所得のうち4000万円を超える部分で、税率が40%から45%に上がります。
対象になるのは約5万人で、増税による税収増は年約600億円と見込まれます。

 相続税について、相続財産から差し引く基礎控除が、「5000万円+1000万円×法定相続人数」「3000万円+600万円×法定相続人数」となり、現行よりも4割縮小します。


 ところで「富裕層」の定義はどのようなものでしょう。

 通常は、「100万アメリカドル以上の金融資産有している個人」と定義されます。
 居住用の土地建物などの不動産はノーカウントです。

 「グローバル・ウェルス・レポート」をご覧下さい。

 日本における「100万ドル以上の純資産を有する富裕層」は、平成24年度、358万人です。アメリカに次ぐ2位です。現在は、円安で、減っているとは思います。

 多いと思われますか、少ないと思われますか。

 ちなみに、世界の「百万長者」(millionaire)の国別の人数は以下のとおりです。
1 米国 1102万人
2 日本  358万人
3 フランス 228万人
4 英国 158万人
5 ドイツ 146万人
6 イタリア 117万人
7 中国 96万人
8 オーストラリア 90万人
9 カナダ 84万人
10 スイス 56万人

 なお、中国は1人あたりGDPが、日本の10分の1なのに、「富裕層」は、日本の4分の1もいます。
 富の不公平ということですね。
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