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2013年バックナンバー

中南米

カナダ、アメリカの北米(アメリカ・カナダ・メキシコ)に対し、「中南米」という表現があります。ラテンアメリカという呼び方もします。

 南米は、アルゼンチン、ウルグアイ、 エクアドル、ガイアナ、コロンビア、スリナム、チリ、パラグアイ、ブラジル、ペルー、ベネズエラ、ボリビアの12カ国、中米は、グアテマラ、ベリーズ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマの7カ国からなっています。

 ほとんど、スペイン語が公用語です。
 ブラジルのみが、ポルトガル語が公用語です。

 なぜ、中南米に、スペイン語を公用語とする国が18カ国、ポルトガルを公用語とする国が1カ国しかないのでしょうか。

 中南米は、スペインの植民地とポルトガルの植民地にわかれていました。
 面積割にすると、ブラジルが850万平方キロメートル。その他18カ国を合計して1190万平方キロメートルだそうです。
 スペインの植民地1190万平方キロメートルとポルトガルの植民地850万平方キロメートルだったということになります。北米のメキシコ(アメリカに取られた部分もあります)をあわせると、スペインがずっと大きいようです。

 しかし、ブラジルが1国で850万平方キロメートル、その他18カ国あわせて1190万平方キロメートルですから、平均面積を比べると大きく違います。

 結局のところ、スペインの植民地が18カ国に分離独立をしたのに対し、ポルトガルの植民地が1カ国で独立をしたということのようです。


 ポルトガル人は、時間にルーズな点を除いて真面目、相手のことを考えて行動できる人が多く、これに対し、スペイン人は(地域によって違います。特にバルセロナのあるカタルーニャ地方)、闘牛がさかんなことからわかるように、激情的な性格があるとされています。

 激情的な人の多い、スペイン植民地は、18カ国に分離独立をしたのに対し、まじめな人の多い、ポルトガル植民地は、分離せず、そのままブラジルとして独立したという説があります。

 中南米諸国に共通するのは、サッカーが強いことですね。

 2014年のブラジル開催のワールドカップの本戦に出場できる国数を数えてみました。
 北中南米は、南米4.5カ国、北中米3.5カ国、開催国ブラジルを除き、8カ国にすぎません。なお、0.5は大陸間プレイオフということになります。

 その他、欧州13カ国、アフリカ5カ国、アジア4.5カ国、オセアニア0.5カ国です。

 平成25年1月のFIFAランキング32位までは、スペイン、ドイツ、アルゼンチン、イタリア、コロンビア、イングランド、ポルトガル、オランダ、ロシア、クロアチア、ギリシャ、エクアドル、スイス、コートジボワール、メキシコ、ウルグアイ、フランス、ブラジル、スウェーデン、ベルギー、日本、アルジェリア、デンマーク、ノルウェー、マリ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ガーナ、アメリカ、チェコ、チリ、モンテネグロ、ハンガリー

 アジアの枠が多すぎます。
 平成25年1月のFIFAランキングは、日本22位、32か国内で本戦に出場可能、次は韓国の34位で全世界で予選をしていたら、本戦に出場できません。

 それにしても、 旧ユーゴスラビアは、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロが32カ国以内に入っていて、37位のセルビア、47位のスロベニア、80位のマケドニアと続きますから、1つの国だったら強かったのかも知れません。

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