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2013年バックナンバー

日本の国防軍構想とASEAN諸国

平成25年1月18日、安倍首相が、就任後初の海外訪問先に東南アジアを選び、3番目の訪問国であるインドネシアを訪れた際、ユドヨノ大統領が日本の国防軍保有に賛意を表明したと伝えられました。

 安倍首相が、ユドヨノ大統領に「(日本が)憲法を改正し、国防軍を保持することはアジアの平和と安定につながる」との考えを伝え、ユドヨノ大統領はこれに対して、「完全に合理的な考えだ。防衛力を持った日本は地域の安定にプラスになる」と賛成したということです。

 安倍首相は、平成25年1月16日と17日、ベトナムのグエン・タン・ズン首相、タイのインラック・シナワトラ首相とそれぞれ首脳会談を行った際、憲法解釈をかえて集団的自衛権を行使する方針を伝えたところ、やはり、両国首脳から異論がなかったとのことです。

 フィリピンのロザリオ外交長官は、平成24昨年12月、フィナンシャル・タイムズとのインタビューで、日本の再武装について「非常に歓迎する。日本がアジア地域の重要な均衡の要素になるだろう」と述べています。


 ベトナム、フィリピンは、領土問題で中国にやられっぱなしです。
 フィリピンは、スプラトリー諸島とスカボロー礁をめぐって、中国と紛争を繰り広げていますねる
 ベトナム、フィリピンは、日本とは国力が違います。

 なお、第二次世界大戦にて、タイを除く、インドネシア、ベトナム、フィリピンとは、争っています。
 ただ、インドネシアはオランダの植民地、ベトナムはフランスの植民地、フィリピンはアメリカの植民地でした。
 ですから、日本と、インドネシア、ベトナム、フィリピンとが戦ったといっても、植民地の宗主国と戦ったという側面が強いでしょう。
 インドネシア、ベトナム、フィリピンの現政府が、インドネシア、ベトナム、フィリピンが「日本と戦った」という認識でいるのか、インドネシア、ベトナム、フィリピンの宗主国と戦ったという認識でいるのかよくわかりませんね。
 第二次世界大戦がなければ、インドネシア、ベトナム、フィリピンの独立が遅くなっていたかも知れません。かといって、解放のための戦争であったというのは難しいでしょう。
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