2013年バックナンバー
WBC
日本のプロ野球のレギュラーシーズンの優勝チームと最下位チームの勝率と、Jリーグのレギュラーシーズンの優勝チームと最下位チームの勝率を比べれば、プロ野球は差が小さく、サッカーは大きいですね。
サッカーと野球が両方盛んなスポーツという国は珍しいですから、無理を承知で比較すると、アメリカの大リーグ(野球)と、ドイツのブンデスリーガ(サッカー)を比較して、優勝チームと最下位チームの勝率を比べれば、野球の差が小さくサッカーの差が大きいということがわかります。
野球の場合、先発ピッチャーの出来不出来の差は大きいですし、打線も「水物」です。
サッカーは、当日のコンディションにあまり左右されません。
野球が連戦連戦なのに対し、サッカーが週2日程度と休養時間が大きいことも影響しているでしょう。
WBCの1次リーグがはじまりました。
1次リーグは、総当たりですから、1度破れたら敗退ということはありません。
2次リーグは、ダブル・エリミネーション方式で戦われます。
「ダブル・エリミネーション方式(double Elimination tournament)方式」とは、以下のとおりのルールです。
「敗者復活のあるトーナメント方式で、初戦の勝者同士(1)と敗者同士(2)がそれぞれ試合を行い、(1)の敗者と(2)の勝者が対戦。その勝者が(1)の勝者と対戦し、勝者が1位、敗者が2位で通過する。どこかで敗れても2敗する前に2勝すれば、次に進めるシステムとなる」
つまり、通常のトーナメント方式(勝抜戦)=Elimination tournament(a knock-out style of tournament competition)は1回負ければ敗退なのですが、2回負けた時点で敗退となるシステムです。
野球は、試合1試合について、実力どおりの結果が出ないスポーツですから、ダブル・エリミネーション方式がとられます。。
さすがに、準決勝と決勝は、普通のトーナメントになっています。
WBCは、超一流選手が辞退しますから、どうしても「二流の大会」になってしまいます。
日本人のメジャーリーガーは出場しませんね。
ちなみに、韓国では、今回のWBCには、兵役免除がないため、チーム力とモチベーションの低下がいわれています。