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2013年バックナンバー

オスプレイの訓練

在日米軍は、平成25年3月6日から、輸送機オスプレイの低空飛行訓練について、飛行ルートを、「イエロールート」から、「オレンジルート」に変更すると、防衛省に伝えました。

 オスプレイの訓練は、これまで、配備先の沖縄や、グアム島など海外で行われていて、本土で実施されるのは、はじめてです。

 在日米軍は、沖縄県の普天間基地に配備したオスプレイの訓練について、当初、九州山地周辺を飛行するイエロールートで実施するとしていましたが、四国山地周辺や和歌山県を飛行するオレンジルートに変更することになります。
 陸上自衛隊が九州で訓練を実施するためルートを変更したと説明しているとのことです。

 基本的に、どのルートも、人口密集地は避けているようです。
 もちろん、人口が希薄な地域だからといって、落ちていいというものではありません。
昼間は高度150メートル、夜間は300メートル以上で飛行するという配慮もするそうです。

 在日米軍の面積は以下のとおりです。
 北海道 427万㎡
 青森県 237万㎡
 東京都 1921万方㎡
 千葉県 210万 ㎡
 埼玉県 203万㎡
 神奈川県 1818万 ㎡
 静岡県 120 万㎡
 広島県 354万㎡
 山口県 789万 ㎡ 
 福岡県 2 万㎡
 佐賀県 1万㎡
 長崎県 456万㎡
 沖縄県 22924万㎡

 オレンジルートは、和歌山と四国を通りますが、それくらいの負担をしても「ばち」はあたらないと思います。ちなみに、オレンジは、和歌山が1位、愛媛が2位の「みかん」にちなんだものでしょうか。


 オスプレイの配備、訓練には賛否両論があるところです。
 中国が、尖閣列島で、非常識な行動をしていなければ、オスプレイの配備が正しいかどうかわかりません。
 沖縄県に過大な負担させるという点について異論もあるでしょう。

  もっとも、尖閣列島は沖縄県に属します。
 沖縄県が、自県の尖閣列島を守るために、例えば、鹿児島県に配備してほしいというのもおかしな話ですし、距離からして、現実味もないでしょう。

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