2013年バックナンバー
オスプレイの訓練
オスプレイの訓練は、これまで、配備先の沖縄や、グアム島など海外で行われていて、本土で実施されるのは、はじめてです。
在日米軍は、沖縄県の普天間基地に配備したオスプレイの訓練について、当初、九州山地周辺を飛行するイエロールートで実施するとしていましたが、四国山地周辺や和歌山県を飛行するオレンジルートに変更することになります。
陸上自衛隊が九州で訓練を実施するためルートを変更したと説明しているとのことです。
基本的に、どのルートも、人口密集地は避けているようです。
もちろん、人口が希薄な地域だからといって、落ちていいというものではありません。
昼間は高度150メートル、夜間は300メートル以上で飛行するという配慮もするそうです。
在日米軍の面積は以下のとおりです。
北海道 427万㎡
青森県 237万㎡
東京都 1921万方㎡
千葉県 210万 ㎡
埼玉県 203万㎡
神奈川県 1818万 ㎡
静岡県 120 万㎡
広島県 354万㎡
山口県 789万 ㎡
福岡県 2 万㎡
佐賀県 1万㎡
長崎県 456万㎡
沖縄県 22924万㎡
オレンジルートは、和歌山と四国を通りますが、それくらいの負担をしても「ばち」はあたらないと思います。ちなみに、オレンジは、和歌山が1位、愛媛が2位の「みかん」にちなんだものでしょうか。
オスプレイの配備、訓練には賛否両論があるところです。
中国が、尖閣列島で、非常識な行動をしていなければ、オスプレイの配備が正しいかどうかわかりません。
沖縄県に過大な負担させるという点について異論もあるでしょう。
もっとも、尖閣列島は沖縄県に属します。
沖縄県が、自県の尖閣列島を守るために、例えば、鹿児島県に配備してほしいというのもおかしな話ですし、距離からして、現実味もないでしょう。