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よもやま話 バックナンバー2/2

自殺

平成18年の自殺者は、3万2000人だそうです。
 男女別では男性が2万3000、女性が9000で圧倒的に男性が多数派です。

 うち、遺書があった1万人の動機は以下のとおりとなっています。なお、自殺者の3分の1しか遺書を残していないようです。
 「健康問題」(病苦など)が4000人
 「経済・生活問題」(負債・生活苦)が3500人
 「家庭問題」が1000人
 「勤務のトラブル」700人
 「男女のトラブル」300人
 「学校のトラブル」100人
 計算が合いませんね。遺書の内容が不明で「わからない」のもあったんでしょう。複数回答もないようで、主たる動機のみのカウントした統計のようです。
 もっとも、30歳代、40歳代、50歳代の男性だけに限ると「経済・生活問題」が多数派で、それぞれ390人、700、1240人だったそうです。

 そういえば、裁判官の自殺は、結構ニュースで出ています。
 ビルからの飛降り、首つりとオーソドックスです。
 私が、かつて一緒に執務していた裁判官は、電車に飛び込みでした。
 仕事の悩みが多いのかもしれません。
 他人の指揮命令は受けませんが、かえって、すべて一人で決断をする「孤独」な職業です。合議は複数の裁判官ですが「他人任せ」にはできません。


 弁護士も、結構自殺している人があるんですが、ニュースバリューはなさそうです。
 弁護士の不祥事は大きく報道されますが、自殺は「一般人」扱いなんでしょうね。

 ただ、弁護士大増員時代のため、食べていけない弁護士が、負債・生活を苦にして自殺するようなことになれば、大きなニュースになると思います。
 いや、その前に、「弁護士が生活保護を受給」というのが先かもしれません。
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