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よもやま話 バックナンバー2/2

人種差別

私は、ドイツで2年間暮らしていたことがあるので、「ドイツでは日本人に対する差別はありますか」と聞かれることがあります。

 正直なところ、私が「鈍感」なせいかも知れませんが、ドイツで「日本人として」「人種差別にあった」という記憶はありません。

 ドイツ人の日本人に対する印象は悪くありません。
 第二次世界対戦での「同盟国」ですし、戦後「奇跡の経済成長」をとげたという点も同じ、「日本製」は25年前も「高品質」の代名詞です。
 また、ドイツに住んでいる日本人は、大きな会社の社員、外交官、学者、学生など、いわゆる「インテリ」が圧倒的多数で、ドイツへの旅行者のマナーも悪くありません。
 どこの国の人でも、社会的地位や能力が水準以上であれば、「相応の待遇」を受けられるのではないでしょうか。
 国籍や人種は、あまり問われないと思います。

 「国籍」や「人種」で「差別」をしようとする人は、自分自身が「社会的地位」や「能力」で「見劣り」がするため、「社会的地位」や「能力」でかなわない人に対し、せめて、「国籍」や「人種」が「優れている」(?)という理由で「自己満足」をしようとする、むしろ、、「社会的地位」や「能力」の劣った「同情すべき」「哀れな」人たちのように思います。

話は少しずれますが、「他人の評価」は難しいです。
 「他人の評価」が、客観的な評価と一致していなければ、「自分の評価能力」、むしろ、端的に、自分自身の「能力」がとわれてしまいます。
 また、できるだけ「人の評価」は避ける、あるいは、無難な評価にとどめるのが賢明です。
 単に、「人の悪口」に安易に同調してはいけません。安易な同調をしてしまうと、自分も同罪、へたをすると「発信源」とされてしまうことがあります。

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