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よもやま話 バックナンバー2/2

ぐんたまちばらぎ

私が大学生で東京にいたころ「ぐんたまちばらぎのポテトボーイとポテトギャル」という言葉がはやってました。

 「ぐんたまちばらぎ」は「群馬県」「埼玉県」「千葉県」「茨城(正確には「いばらき」)県」の総称、「ポテトボーイとポテトギャル」は「いもにいちゃん」と「いもねえちゃん」のことです。
 東京都民と神奈川県民以外は「田舎者」ですよということでしょうが、栃木県が抜けていますね。関東地方にすら入れてもらえず、東北地方に入れられているのでしょうか。

 というフレーズを聞いて、私の出身地の和歌山県はどうだろうと考えたことがあります。

 近畿地方でいえば、大阪市、京都市、神戸市を有する大阪府民、京都府民、兵庫県民を「田舎者」とはいえないでしょうが(厳密には、大阪府の南部、京都府の北部、兵庫県の旧「摂津の国部分」と姫路市など瀬戸内海沿いの都市を除く地方は、かなりの「田舎」という実感がありますが・・)、奈良県民、和歌山県民、滋賀県民は、「ポテトボーイとポテトギャル」なんやろな、と思ったことがあります。

 ちなみに、和歌山には「キンキのおまけ」と和歌山をうたった唄があり(現「WINDS」あるいは「ウィンズ」。当時「一発逆転」というグループ名。ちなみに、紅白で有名な「w-inds」は関係のない後発のグループ)、カラオケで唄える人も多く、内容もおもしろいものがあります。「歌詞」をごらんになりたい方はこちらからどうぞ。

 「みかん」については「愛媛には負ける」(註。平成16年から愛媛を抜いて日本一のようです)
 「海がきれい」については「でも沖縄なんかに負ける」
 「徳川御三家和歌山城」については「大阪城には負ける」
 「弘法大師は高野山」については「大仏、琵琶湖は全国レベル」(註。高野山などが、世界遺産に登録されましたね)

 「はなわ」うたう「佐賀県」ほど自虐的ではないですが、どこか通じるものがあります。


 私自身、「ご出身は?」と聞かれると「和歌山市です」(「和歌山です」と答えると、白浜か高野山のあたりと期待されてしまいます)と答えています。
 もっとも、母親が大阪市出身なので、和歌山弁は「聞くことはできても」「話せません」。和歌山の人も気づかないようですが、和歌山弁独特の「単語」が出た段階で「失礼ですが、和歌山のご出身ですか」というふうに聞かれることはあります。

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