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よもやま話 バックナンバー2/2

なつかしいCM

平成20年4月21日の日本経済新聞に、ミツワ石鹸のブランドで石けんが1ヶ300円で発売されるというニュースが出ていました。
 現在は、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンが商標権をもっているようです。

 テレビが普及しはじめたころ(我が家は「皇太子ご成婚」にあわせて購入しましたから、昭和34年のころだったと思います。3歳か4歳。物心ついたときにはテレビがあった最初の世代でしょう。関西は、私が育った和歌山市も含め、2がNHK総合、4が毎日、6が朝日、8が関西、10が読売、12がNHK教育と偶数ばかり。なんで、奇数のチャンネルがあるのだろうかと思いました)。

 当時は「名犬リンチンチン」「エド」「ハイウェイパトロール」「ポパイ」など洋ものが多かったですね。
 CMといえば「てなもんや三度笠」で、藤田まことが「俺がこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー」という内容ははっきり覚えています。

 出身地によって、見たコマーシャルは違うのですが(「カステラ1番、電話は2番、3時のオヤツは文明堂」というコマーシャルを見たのは昭和49年に大学に入ってからです)、全国共通のものもあります。
 全国区のCMといえぱ「ワ、ワ、ワ~、ワがみっつ、ミツワ、ミツワ、ミツワ石鹸」というのがありました。「名犬ラッシー」のスポンサーでした。

 ミツワ石鹸は昭和50年(1975年)に倒産しました。
 当時の「ワ、ワ、ワ~、ワがみっつ」(唄。スリー・バブルス)のCMソングに引っかけて、「ワ、ワ、ワ~、ワがここのつ」ということが言われたものです。
 負債に「0」が9つついたのですね。
 何十億円台の負債ということになります。
 当時は「大きな」倒産だったんでしょうね。

 私の経験では、弁護士1人の事務所でも、10億円弱程度の債務額の負債のある会社の破産管財人はできないではありません。
 借入先、売掛け先が少なければの話ですが・・

 貨幣価値も下がったものです。
 今、何十億の倒産では、利害関係者以外、誰もさわぎません。
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