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よもやま話 バックナンバー2/2

フリー

最近、外来語で「○○・フリー」という言葉が多いですね。
 
 「フリー」は通常「自由」と訳されます。

 しかし、「○○・フリー」という場合は、通常「○○がない」ということを意味します。

 デューティー・フリー (関税なし) やタックス・フリー (税なし)などは、国が関税や税金を「かけ放題」ということはありません。
 バリア・フリー (障害なし)も、「障害物置き放題」ということではありません。
 ファット・フリーは、食品などで脂肪が含まれていないということ、シュガー・フリーは、糖分なし、ソルト・フリーは塩分なしということです。

 日本人がよく間違えるのが、スモーキング・フリーです。喫煙が自由にできるということではありませんし、まして、たばこが無料ということはありません。
 「禁煙」ということですからご注意ください。
 英語で「smoking free」やドイツ語で「Rauchen frei」はもちろん「禁煙」です。
禁煙のピクトグラム(絵文字。たばこに×がついている)がありますから間違える人は少ないと思いますが・・
 なお、アルコール・フリーと書いているところで、 アルコールを飲んではいけません。

 「チャイナ・フリー」という言葉もみかけるようになりました。
 「中国の原材料は入っていませんよ」という、比較的新しい言葉です。


 ちなみに、日本人がよく間違えるのに「fine」があります。
 確かに「fine」には天気がいいとか、気分がいいといった意味もありますが、同時に「罰金」という意味も持っています。

 「○○ fine」は、「○○すると罰金ですよ」という意味です。
 禁煙の場所でたばこを吸ったり、遊泳禁止の池や川で泳いだりすると罰金(厳密にいえば「過料」でしょうが・・)をとられます。
 間違っても「○○すること」は「素晴らしい」ということではありませんから、お気をつけ下さい。

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