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司法 バックナンバー 3/3

法曹の先輩・後輩

裁判官、検察官、弁護士の、先輩・後輩は何で決まるのでしょうか。

 通常は、司法修習生の「期」で判断します。
 司法試験(法科大学院ができる前)は毎年1回、私が32期で、昭和52年度の司法試験合格ですから、1期は昭和21年度スタートということになります。
 それまでは「期前」とひとくくりです。
 でも、「期前」の方で現役は極く極く少なくなっています。最低でも80歳こえてますし・・

 年齢は通常関係ありません。単純に「期」が上のものが「先輩」となります。
 先に司法試験に合格しているわけですから。

 ところで、司法修習生の修習期間も私たちのころの2年から1年半になりましたし、これからは、もっともっと減っていきます。
 同期というだけで、裁判官、検察官、弁護士は「同じ釜の飯を食った」仲で親しみがわくものですし、定期的に会合など開くのですが、今後、司法修習生となる人の間で、そのような連帯感が維持されるかどうかは疑問です。
 ある意味で、裁判官、検察官、弁護士が、連帯感を持つ、いい制度だったんですけれど。

 なお、今年からしばくの間、旧司法試験組と法科大学院組が併存しますが、連帯感は期待できないでしょう。
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