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司法 バックナンバー 3/3

食品の偽装

 「雪印」の偽装問題では、多数の食中毒患者でました。
 また、「不二家」の偽装問題では、食中毒患者が出ています。
 ある意味、責任を問われるのはやむを得ないでしょう。

 「白い恋人」「赤福」は、食中毒患者が出たから発覚したわけではなく、内部告発により発覚しました。
「賞味期限」「消費期限」のごまかしでした。
 結局は、さほど「賞味期限」「消費期限」にこだわらない、日持ちのするお菓子だったようです。
 それを、さも「生もの」であるかのように宣伝したのが命取りでした。
JAS法の適用はおくとして、消費者が「賞味期限までに食べなければならない」「新鮮な生ものだ」、「賞味期限までに食べなければならない」と「強迫観念」を植付け、あたかも「新鮮なものである」と錯覚させ、その実、古いものを平気で出荷していたことは責められなければなりません。

「いかりスーパー」の「和牛」と表示されたコロッケに、「日本産ホルスタイン」を入れたいということは責められるべきことかもしれませんが、「実害」は、出るはずもありません。
 その意味で、攻撃も「一過性」でした。
 「和牛」という言葉にだまされ、購入した人は、「自分の舌がいい加減である」ということが「恥ずかしくて」、「被害者」と名乗れなかったのかもしれません。
 私の最寄り駅の前に「いかりスーパー」がありますが、1枚の「お詫び」だけでした。


 なお、案外、人の舌はあてになりません。
 テレビ番組でも、「超高級」「高級」「普及品」を芸能人に目隠しテストをさせますが、案外当たりません。
 ワインなどは、冷やさなければ、案外高級かどうかわかるものですが、適度に冷やすと、少なくとも私の舌のレベルではわかりません。

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