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司法 バックナンバー 3/3

無差別殺人

無差別殺人が増えています。

 通常、殺人には、動機があることが多いです。
 ですから、計画的殺人と考えられるときは、誰が被害者が死んで得をするか、誰が被害者を憎んでいたかということを考えますし、ある程度衝動的な殺人の場合には、誰が被害者と喧嘩をしていたかを調べます。
 刑事ドラマでおなじみで、現実にも、動機がある者にあたるというのが鉄則です。

 私が死んで得をする人間はいませんし、私を殺したいほど憎んでいる人もいないと思いますので、殺人の被害者になる確率は比較的少ないと勝手に思っています。
 駅や道路(歩行時、自動車運転時)で、小競り合いすることもしないようにしています。危うきに近寄らずですし、喧嘩(しているふりも含みます)は法廷の中だけで・・

 ただ「動機なき殺人」「無差別殺人」の場合は、防ぎようがないですね。
 「殺す相手は誰でもよかった」の世界ですから。
 刃物や拳銃の殺人は、防ぎようがないですが、駅のホームでの突落としも結構ありますから、一番前の列に立たない、最前列に立つときは線路に向かって直角の向きで立つようにしています。

 日本は、かなり銃規制が厳しいので、あまり多くの殺人にはなりません。
 アメリカあたりだと、拳銃所持が合法化されていますから、一度無差別殺人が起きると被害者の数が桁違いに大きくなります。

 日本は安全な国ということなのですが、そうでもなくなる傾向にあります。
 もっとも、今度の秋葉原の無差別殺人の外国での報道を見る限り、安全な国でのめったにない殺人ということで大きく取上げられたという要素がありますから、逆に、まだ「安全」な国であるかも知れません。

 犬が人を噛んでもニュースになりませんが、人が犬を噛むとニュースになります。

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