医療のバックナンバー
新型ワクチンの優先順位
新型インフルエンザウィルスに対するワクチンの絶対量が足りないので、厚生労働省により、ワクチン投与順位がつけられています。
1 医療従事者
患者が集まる院内での集団感染を防ぐため
2 持病のある人
抵抗力が弱く感染の可能性が高い状態
3 妊婦
合併症と胎児に影響の恐れ
4 生後6ヶ月~小学校未就学児
抵抗力と体力を考えて
5 1歳未満の乳児の両親
1歳未満は接種効果が未確定なため
これらの優先者に次いで、小中学生と65歳以上の高齢者があげられています。
ざっと見ますと、新型インフルエンザに罹患すると、重篤な症状となる可能性のある人たち、場合によっては死亡の危険がある人たちが、優先順位の上位に上がっています。
これは当然ですし、常識的に思いつくことですね。
これらとは、毛色の変わった優先順位者がいます。
医療従事者、つまり、医師、看護士、助産婦、救急隊員などですが「患者が集まる院内での集団感染を防ぐため」と記載されていますが、医師、看護士、助産婦、救急隊員などが、インフルエンザで倒れてしまうと、治療を受けられなくなるという意味合いが含まれています。
そういえば、飛行機の中で、酸素が足りなくなってくると酸素マスクが落ちてきます。
もちろん間違いで、まず、母親がマスクをつけて万全の態勢にしてから、子にマスクをつけるのが正解です。
共倒れになる心配がありませんね。