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トリビア バックナンバー 2/2

誤解を避けるために

電話で、自分の名前を伝えようとします。

 例えば、私の名前は「西野佳樹」「にしのよしき」ですが、漢字は、同音の他の漢字が多いですから、「にしのよしき」を漢字を伝えようとすると工夫が要ります
 私の場合は「東西南北の『西』に、野原の『野』、にんべんに土を2つ書いて『佳』、樹木の『樹』。それで『にしのよしき』と読みます」といいます。
 少し前までは「女優の三田佳子の『佳』、湯川秀樹の『樹』」と言っていましたが、「三田佳子」のイメージが下がったのと、若い人は「三田佳子」と言われても、どんな漢字を書くのかわからない人がいますから、今のように改めました。

 なお、電話でスペルを告げるとき、アルファベットも、Alfa=アルファのA、Bravo=ブラボーのB、Charlie=チャーリーのC、Delta=デルタのD、Echo=エコーのE、Fox=フォックスのF、Golf=ゴルフのG、Hotel=ホテルのH、India=インディアのI、Juliett=ジュリエットのJ、Kilo=キロのK、Lima=リマのL、Mike=マイクのM、November=ノーヴェンバーのN、Oscar=オスカーのO、Papa=パパのP、Quebec=ケベックのQ、Romeo=ロメオのR、Sierra=シエラのS、Tango=タンゴのT、Uniform=ユニフォームのU、Victor=ヴィクターのV、Whiskey=ウィスキーのW、X-ray=エックスレイのX、Yankee=ヤンキーのY、Zulu=ズールのZ といったりします。
 もっとも、日本人の場合は、「リマ」「ロメオ」は「L」「R」を逆にされる恐れがありますので、「ロンドン」「ローマ」などと言った方がいいのかもしれません。
 「ケベック」は「K」と間違えられそうですが、ただ知性を疑われかねないので「ウルトラQのQ」「おばけのQ太郎のQ」と言うわけにもいきません。
 「シエラ」「ズール」とは「一体なんだ?」ということになるので「シンガポール」「『ゼロ』のZや『アルファベット最後の』のZ」というのが普通でしょう。

 「祥子」(さちこ)さんという名前の人は大変です。
 もちろん「不祥事の『祥』」というのが一番早いのですが、まさか、そのようにも言えず、「示偏(しめすへん)に羊」と「子供の子」と言うのが普通でしょう。「示偏(しめすへん)」などというと、間違って「衣偏(ころもへん)」を書く人がいますし・・


話が変わって、私は、役所などで、「にしの『けいじゅ』」さんと呼ばれることがあります。
 いつものことなので「はぁ~い」と答えています。
 外国のホテルなどで、姓氏を逆にして「MR .YOSHIKI」と呼ばれることにも慣れました。
 これも、あまり、こだわりはありません。

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