外国事情 バックナンバー2/2
ボールペンの色
持ち帰りは基本的に自由なんでしょうね。連泊の際、1泊目にボールペンを抜いておけば、翌日のルーム・メイキングの時補充されます。
ということで。私自身は、国内外のホテルに宿泊した際、ホテルのボールペンを「おみやげ」「記念」として持って帰るようにしています。
また、航空会社もそうですね。機内でもらったり、空港ラウンジに置いてあるボールペンを「おみやげ」「記念」として持って帰るようにしています。
別に「コレクション」として保管しておくという趣味もありませんから、事務所に無造作に並べられています。
また、依頼者に、委任状などに署名してもらうときなど、ボールペンで書いてもらうのですが(鉛筆は問題外。万年筆は、水に濡らすとにじみます)、何色(なにいろ)のボールペンかは気にせずに依頼者の方に渡します。
ホテル、航空会社のボールペンは、「青」と「黒」がおおいですね。
「緑」や「赤」のボールペンは見ません。
ということなのですが、私の事務所の会議室から、無作為に取り出したボールペンが「青」である確率が大きく、「黒」は比較的珍しいと言うことに気づきました。
そういえば、日本では、ボールペンは、「三色ボールペン」などを除けば、通常「黒」です。ただ、ドイツ留学の時に、ボールペンといえば、通常「青」でした。
私の事務所にあるボールペンは、アジアのものは少なく、ヨーロッパ・北米のものが多いですから、圧倒的に「青」の確率が高くなります。
委任状や報酬契約書に記載するボールペンの色は決まっているわけではないので(赤や緑は通常使いません)、黒でも青でもいいのですが、青色のボールペンを渡された依頼者の方の半数くらいの方は「青でもいいのですか?」と聞かれます。
「もちんいいですよ。気になるなら、黒のボールペンもありますが」と答えるようにしてます。
欧米の「青」と、日本を含めた アジアの「黒」には意味があるのでしょうか。
私自身は、「欧米はペン、万年筆文化」、「アジアは墨文化」と勝手に思っています。
なお、シンガポール航空のボールペンは、「青」なんですが、アジアの国というより、イギリス文化の国ということでしょうか。