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外国事情 バックナンバー2/2

鉄道民営化

国鉄民営化には甲論乙駁があるようです。

 しかし、民営化後、窓口の職員の応対は、格段によくなりました。
 昔は「売ってやる」という横柄な態度でしたね。

 そういえば、帰省のための学割の証明書を出したのですが、記載されている大学欄などを一瞥し、切符とおつりを、わざと投げてよこした駅員(国鉄渋谷駅)がいたことを覚えています。前の通常の切符を買った人には、ちゃんと、切符とお金を皿の中においたのに・・
 逆に「哀れな人だ」と考え、怒る気にもなれませんでした。

 ちなみに、今でも、中国の駅では、切符とおつりを投げて返す駅員がいます。これは客全員ですね。特に日本人だからということはありません。
 やはり「売ってやってありがたく思え」という態度なんでしょう。
 もっとも、普通の売店でも、おつりを投げてよこしますから、国民性かも知れません。
 なお、中国で、鉄道切符は購入しにくいので、多少高くても、旅行代理店か、現地でチケット手配をしている業者(日本語の現地ツアーを企画している会社が、インターネットで日本語の広告をしています)に手配を頼むのが賢明かも知れません。


 ちなみに、ドイツでも、ドイツ連邦鉄道(Deutsche Bundesbahn)と呼ばれていたころから、1994年はじめに旧東独のDeutsche Reichsbahn と統合、民営化されたドイツ鉄道(Deutsche Bahn)になってから、駅員の愛想はよくなりました。
 略称「DB」ですが「Deine Bahn」(あなたの鉄道)などという「愛称」がついていたことがあります。
 「日本人」が片言でもドイツ語を話せば、親切にしてくれます。
 外国人の話すドイツ語の文法の細かい点(名詞の性など)に「ダメだし」がはいるのは、やはりドイツ人ならではでしょうか。

 また、50ユーロ札で、13ユーロの切符を買うと、まず切符を出し、2ユーロ硬貨を出して15、次に5ユーロ札を出して20、次に10ユーロ札を出して30、最後に20ユーロ札を出して50というやり方は、かたくなに変わりません。
 いったん、おなじ額のお札・硬貨を並べているところから、いちいち机の上に出し、またもどってということを繰り返します。日本なら、瞬時に37と計算して、おなじ額のお札・硬貨を並べているところから、37を取出して、机におくでしょうね。
 「誰が考えても、おつりは37ユーロやろ」とつっこみたくなります。
 11ユーロ50セントの支払いに20ユーロ札と50セント硬貨を出すと「50セント硬貨はいらない」とばかりに、まず、50セント硬貨を返し、次に、50セント硬貨(11ユーロ)、2ユーロ硬貨2枚(15ユーロ)、5ユーロ札(20ユーロ)と、返していく駅員がいます。

 日本や韓国でみない「2セント硬貨」「20セント硬貨」「2ユーロ硬貨」「20ユーロ札」 など、「1」「5」以外の貨幣があります。中国には「20元札」がありますが「50元札」に偽札が多いと受領拒否する人が多いからでしょうか。
 そういえば「2000円札」はどこへいったでしょうか。
 日本国内より、外国の両替所でみることが多いですね。

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