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金融・経済 バックナンバー

サムライ債

 「サムライ債」という言葉をご存じでしょうか

 海外の企業や地方公共団体、国家、国際機関などが、「日本国内」において、「円建て」で発行する債券のことをいいます。

 日本は、長期間円安傾向が続きましたし、低金利が続いています。

 円が安くなれば、自国の通貨で借入れるより元金の返済が低くなりますし、円が安くならなくとも、低金利ですから「お得」というわけです。

 今般の壊滅的な経済不況により、相対的に被害が小さいとされる円が高くなったうえ、諸外国の金利が下がってきたため、相対的に日本の金利は上がってきたことになりますから、発行主体としては大損になりました。

 また、日本人がサムライ債を買えば、為替リスクもありませんし、国債などに比べて利率が高いことから「お得」と考えられていました。

 ただ、アルゼンチンのサムライ債は債務不履行になりましたから、大損をした機関投資家、個人投資家がでました。
 「国」が債務不履行とは考えにくいと思って投資したんでしょうね。

 近いところでは、今般の壊滅的な経済不況の影響が最も大きかったといわれるアイスランドの大手銀行が発行していたサムライ債が、債務不履行になりました。

 米シティグループが、日本の個人投資家向けに期間3年で、利回り年3.22%というサムライ債を発行し、売れ行きは結構好調なようですが、シティグループが3年持つという保障はありません。これでも、買う投資家はいるのですね。


 ここらあたりは有名ですが、小金を持っている知人などは、名の通った企業発行の「サムライ債」が結構あるよということをいっていました。
 名前や利率を聞くと、結構「お得」なものがあります。
 発行体さえ健全ならば、為替損益は全くないわけですから、利率が高いにこしたことはありません。
 証券会社の上得意に回すもので、私などのところには、そんな「サムライ債」など回ってきません。

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