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金融・経済 バックナンバー

株を持っていない人は株安とは関係ない?

株式や投資信託をもっておられますか。
 世界同時恐慌で、株や投資信託の価値は下がるか価値がゼロになり、債権も、価値がゼロになってしまたっものが多いです。

 当初「私は株などやらない」「株がどうなっても知ったことではない」という楽観的な街頭インタビューに答えていた人がいます。

 株を持っている人にとっては、株を売らなければ実際に損はしません。
 しかし、株式の評価が下がっているので、貧乏になったような気もします。
 そうすると、消費を控えてしまいます。
 「資産の価格が下がることで、消費が控えられる現象」を「逆資産効果」といいます。

 消費が控えられると「もの」「サービス」が売れなくなります。
「もの」が売れなければ、「もの」がつくられなくなります。
「サービス」を受ける人がいなくなれば、「サービス業」が成り立ちません。

 残業カット、極端な場合残業なし、賃金カット、派遣・パート失職、配偶者の派遣パート失職などで、「資産のない人」も、「痛い目に」あうことがあります。

 冒頭の「私は株などやらない」「株がどうなっても知ったことではない」と平気だった人も「青ざめている」かも知れません。

 また、公的年金は、国内外の国債・社債のほか、国内外の株式、貸付信託で運用されています。
 公的年金も、今回の世界同時恐慌で、ずいぶん「穴」が空いたと思います。

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