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金融・経済 バックナンバー

TTBとTTS

TTSとかTTBという言葉や、TTM(仲値)という言葉を聞いたことはないでしょうか。

 まず仲値(TTM=Telegraphic Transfer Middle rate)とは、銀行が顧客に対し。基準レートとして用いる外国為替レートのことを言います。

 仲値は、銀行が、午前9時55頃の為替レートを参考に決定していて、銀行によって多少異なります。

「TTS」と「TTB」の意味はなんでしょう。

 「TTS=Telegraphic Transfer Selling rate」は、銀行が顧客に対して外貨を売る(円を外貨にする)際に用いられる為替レートで、 一般的に、米ドルは仲値+1円と言われています。
ユーロは、仲値+1.5円、英国ポンドは仲値+4円、豪ドルとNZドルは仲値+2円です。
 外貨預金をする際や、トラベラーズチェック、外貨の送金で円を外貨に交換するのはこのTTSレートです。 トラベラーズチェックの外貨によっては、さらに不利なA/Sレートと呼ばれるレート適用されることもあります。

 「TTB」=Telegraphic Transfer buying rate」は、銀行が顧客に対して外貨を買う(外貨を円にする)際に用いられる為替レートで、 一般的に、米ドルは仲値-1円と言われています。
ユーロは、仲値-1.5円、英国ポンドは仲値-4円、豪ドルとNZドルは仲値-2円です。
 外貨預金を円で引き下ろす際のレートです。

 現金の場合は 外貨の現金の場合、銀行で紙幣を保管するコストがかかりますから、為替レートはもっと不利になります。外国で、円を両替するのも同じことです。

  「銀行外貨両替相場」 をご覧下さい。

 メジャーな外貨ほど、売買の値段がそう違いません。
 マイナーな外貨ほど、その差が大きいということが歴然としています。
 NZドル、韓国ウォン、香港ドル、タイバーツなど、日本で換金するというのは「ばかげて」います。
 現金でそのまま持っているか、使い切るか、さもなくば、現地で円に換金してしまう(現地で、一番ポピュラーな通貨は現地通貨です)ことです。


 ちなみに、私は、個人破産、民事再生を扱いますが、「FX」での損は、「投機」による損で、「浪費」に該当すると裁判所は判断します。ギャンブル、過大な遊興費などと同じ扱いです。
 破産しても免責は得られません。
 ご注意下さい。

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